AMATERAS GUMBO
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友人達のメロディー
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未来は僕等の手の中
 5月30日。少々朝寝坊をして 9:00頃ベッドから這い起きる。何だろう?ノドが痛い。元々ずっと調子は良くないのだが、今朝はいつにも増してダメだ。でも「何だろう?」じゃないな。原因は寝ボケた頭でもすぐにわかった。昨夜は嬉しい仲間達と さんざん騒いだのだった。そう、気の合う素敵なコンサ馬鹿達と。

 昼間の札幌ドームでの『vs湘南戦』の応援後、場所を移動してのその飲み会は、先日仲間の先輩が立ち上げたOSCの 晴れある第一回目の集会=『縁会』でもあった。世代を超えて お互いに相手を思いやり、信頼し合い、手を握り合い、笑い合える仲間達。ひょっとしたらコンサよりも チームとしての団結と役割分担ができているかもしれない

 『縁会』は6時間で終わったのだが、短(?)時間に集中して 学生みたいな騒ぎ方をしていた為、体には随分とダメージを与えてしまったようだ。おかげで咳も止まらず まともに声も出せない。強めに呼吸をするとムセ返ってしまうので笑うこともできない。

 が、しかし今日はアレだ、サテライトの試合だ。昨日の仲間も行っているはずだ。15:00から宮の沢。テンパっている仕事もあるため、試合の時間だけ 白恋に行くことにしよう。

 そう決心したところで ちょうど仲間の女王様から電話が入る。「待ってるヨ」との由。こうなると娯楽というよりは使命感に近いものがあるな。

 14:55。宮の沢の西友に車を停め、テクテク歩いて白恋に向かう。当日券を買い、キックオフに遅れること3分で入場。入口で係りの人に「ご苦労様です」なんて イイ人ぶって声を掛けていたら「ワアアーッ!」というどよめきが起きる。僕が到着した事への歓迎の声援ではないことはすぐに判ったのだが、それにしても 点を入れられた悲鳴でもないようだ。これは紛れも無く歓喜の声だ。あれ?と思って時計を見るが、やはり始まったばかり。うちが開始早々に点を獲るわけなんかない―― という妙な負け犬的発想は大間違いであったことを 新居に教えられてしまった。

 中に入ってケータイで連絡を取り、仲間が取ってくれている席に行く。バックスタンド真ん中あたりで前から二列目だ。これだけ近いと 選手の息遣いや ピッチを駆ける音・ボールを蹴る音も全部聴こえる。鳴り物も少ないし、選手やサポーターの声がハッキリ聞こえる臨場感たっぷりの屋外ライブである。

 サテライトの大きな楽しみの一つは、若手選手の成長具合を見ながら その延長上に トップの試合で活躍する姿を想像することだ。多くのサポーターがそうであったように、去年の最大の発見は岡田佑樹。今日は来ていないKさんあたりも 早くからその活躍を予言していた。

 そういう意味では 今年は去年以上に楽しみが多い。桑原・上里・上田・斉川 等々。特に上田に対しては、名塚以降 慢性的なDF不足というチーム事情も手伝って 僕は過度な程の思い入れを抱いている。
 今日の彼は 前回のサテ戦で見たときのようなオドオドした様子は無く、真ん中で堂々としている曽田のコーチングを受けながら、安永や田中をしっかりと抑えていた。ヘディングも割りと強い。失点のシーンはシュートを打たせた上田の責任もあるのかもしれないが、僕(の観ていた角度)からは GK阿部のポジショニングがもう少し良ければ防げたような気がする。

 試合開始に遅れたせいか、前半は僕自身なかなか試合に入り込めないでいた。ボールの行方よりも ぼんやりと目の前のDFの動きばかりを追っていて、時々 向こうサイドに張っている岡田が攻め上がった時に 慌ててそっちに目をやるくらいだった。

 それにしても気持ちがいい。観客席のどこにも殺気立ったものはなく、誰もが優しい気持ちで観ているようで。今期のコンサに対しては、リーグ公式戦でも 今日と同じようなスタンスで見守ることができれば、僕達サポーターも一皮剥けることが出来そうな気がするなあ。

 いつの間にか前半が終わり、私服で観戦に来ている選手や そのオクサン及びカノジョなんかを双眼鏡でチェックしたりしているうちにハーフタイムもあっという間に過ぎてしまった。

 さあ後半の始まりだ。選手が出て来てそれぞれのポジションにつく。今度はしっかりと試合に集中しよう。だって何と言っても 前半とは逆に 今度は岡田がこっち側のサイドを駆け上がることになるのだ。「岡田頑張れ!」。声を出せる状態ではないけれど、それでもとにかく彼が近くに来たら そう言おうと 心に決めて待っていた。

 先にこっち側にやって来たのはFマリノスの選手だ。あれ?田中に似てんなあ。・・・え?本人?え? 一瞬事態が理解できなかったのだが、でも確かに目の前には田中隼磨がいる。前半は定位置にいた田中が 今度は逆サイドにやって来て、つまりは岡田とのマッチアップなのである。岡田の攻撃力を警戒したのか、それともその攻撃の裏を突こうとしたのか、とにかく代表級の選手が 僕の目の前で岡田に戦いを挑んでいるのだ。僕のモチベーションも急上昇した。急遽、送ろうと思っていたセリフを変えた。

 「岡田ァ、田中に負けんナよォ!」
 後半に入ってもチームの運動量は落ちない。相手との力関係、ホームであること 等の要因はあるだろうけど、球際に強く行き、こぼれ球を拾い、スペースも上手く使えている。桑原がなかなか効いていて、スペースを探しながら果敢にドリブルで仕掛け、しかし持ちすぎることなくパスを出し、周囲もそれにしっかり反応していた。

 「いいぞ、観ていてフラストレーションが溜まらないぞ」なんてウキウキしていたら、ふと 自陣近くで 誰かは判らないけど 中盤の選手が相手ボールを奪い取った。

 「右ィ!!」

 のんびり観ようとしていたはずなのに 自分でも不思議な感じで突然スイッチが入り、思わず声が出てしまった。前掛かりになっていた田中の裏にポッカリと大きなスペースが空いているのだ。そして驚くことに(驚いちゃイケナイんだけど)次の瞬間 そのスペースに岡田が走り出し、同時に その先目がけてボールも出て来た。

 「よーし、行けェ!」

 またもや 出ないはずのノドから声が出る。ザッ!ザッ!ザザザザザッ! 少しだけ湿った感じの 心地イイ響きの音と共に 目の前を岡田が駆け上がる。彼の最大の見せ場だ。サポーター席も 一気に盛り上がり、大声援が湧き起こった。

 後ろからは 正に必死の形相をした田中が追い駆けて来ている。「ンノヤロー!待てえ チキショー!」と彼の眉間のシワと 吊り上ったマユがそう叫んでいる。

 ザザザザザーッ!! 先行する岡田・追い上げる田中。まるで100メートル競走のような猛ダッシュ。目の前の大スクリーンに映し出される ステレオ音声付きのド迫力の戦い。

 コレ!コレ!コレだよ!このナマの迫力! やっぱりCD・レコードよりも、ナマのライブのグルーブ感! 東京ドームよりも 距離の近いライブハウス! コレだよ やっぱり!この一瞬の攻防だけで、僕はもはや勝ち負けなど どーでもよくなっちゃった。昨日のトップチームの試合が この試合・このシーンの前座にすら感じてしまうくらい。これで\1,000は安いもんだね。

 ありがとう岡田。ありがとう田中。いーモン見せてもらったヨ。

 結局試合は2-1でコンサが勝った。岡田の強引な突破&シュートのこぼれ球を またもや新居が押し込んでの決勝点。トップチームの仙台戦以来 今期二度目の勝利の味である。
 我々仲間の隊長の「勝つって気持ちいいべええ!」という選手への言葉が心に染みる。「勝ち負けはどーでもいい」とか言いながら、やはり僕も 勝つと最高に気持ちがイイのだ。当たり前だよな。

 ところで この試合の出場メンバーの平均年齢(5/30時点での満年齢)は
札幌:先発メンバー/21.0歳 交代出場選手を含めると/20.6歳
横浜:先発メンバー/22.2歳 交代出場選手を含めると/22.1歳

横浜はGK下川と佐藤の二人が平均年齢を上げているのだけれども、先発した10代の選手の数は共に4人。年齢ではなく月齢で計算するとまた微妙に数字は変わるだろうが、そんな細かいことを言いたいのではない。

 試合開始時には 一瞬「何だよ、うちは随分と主力選手が多いなあ」「これじゃあ 大人対子供の試合みたいだなあ」なんて思ったんだけど、実はそうではなかったのだ。両チームとも年齢構成はほぼ同じ。それを並べてみた時に 札幌の方が格上に感じるということは、うちの若手の力が伸びているという事なのだ。他チームの監督や関係者がよく口にする「札幌は楽しみな若手が多い」「若手にイイ選手がたくさんいる」というのは、あながちリップサービスだけではないのだろう。

 なーんだ。これからがますます楽しみになるという事じゃないか。但し若い選手は この先どっちに転ぶかは分からないからねえ。周囲の大人達が、しっかりとサポートしてあげなければいけないな。

 コンサドーレは 今はJ2リーグでもなかなか結果は出ないけれど、悲観する必要は全く無い事が改めて良くわかった。むしろ明るい希望に満ち溢れているという事も。
 近い将来、僕達はきっと素敵な"未来"を この手に握り締める事ができるだろう。その未来は、間違いなく このスタジアムから始まるのだ。

 それにしても サテライトのホームゲームが4試合しかないなんて、ちょっと勿体無いなあ。
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by janometei | 2004-07-11 22:36 | 駄馬駄馬ソース(コンサネタ)