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友人達のメロディー
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まやかし
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 先日「電器の街」秋葉原へ行った。何ヶ月振りだろう?いや、本格的に「物を選ぶ」という感覚で行ったのは何年振りかかもしれない。気温が低くなっている季節のお陰で、“あの酸っぱいニオイ”には遭遇しなかった。それほどには。まあ 本能的に避けている節も随分とあるとは思うのだが。

 久し振りに行って感じた事は、「あれ?品揃えに奥行きがナイじゃん」。気のせいだろうか?それとも探している商品のカテゴリーのせいか? いや、そうでもないなあ。他のカテゴリーの商品を見ても、「さすが秋葉!」という感動がない。
 原因はすぐに解かった。目が慣れているのである。今や日本中あちらこちらで大型電気店が新規出店しているが、そこでのキーワードは「品揃え」と「秋葉原価格」。思い出してみると 実はもう何年も前から「日本全国秋葉原化」なんて事が言われていた。加えてインターネットの存在と成長。僕が気付くのが遅かっただけなのだ。
 勿論 相当コアな部分の相当にセグメントされたカテゴリーの商品に関しては、例えば札幌なんかにいては 到底入手困難な情報や商品が そこにはあるのだろう。それから そういう分野に関わる人達にとっては同朋(“同胞”とも言えるか)が集う という安心感もあるのかもしれない。
 だけど、一般市民の極普通の買い物をするに当たっては、交通の利便上の理由がある人以外は 秋葉である必然性は もはや全くナイだろう。新宿でも池袋でも同じじゃないか?だいいち車なんかではすんごい不便だし。

 結局は “まぼろし” の上に成り立っている街という事なのだろうか。過去のキャッチフレーズによって生み出される幻影。『バイオレンス・ジャック』みたいな話だな。
 新宿・原宿・上野でのマス・ターゲットのカジュアルファッションの販売が落ちているという話も友人から聞いた。みんな現実的になったのだ。今や近くの店が進化成長して そこで事足りるという事実に気付いたらしい。

 “幻” は他にもたくさんあるはずだ。僕の目に見えているものの中にも恐らくは かなりの “まやかしの姿” があるのだと思う。どれだけそれに気付けるかどうか。それは「世の中の変化を見抜けるかどうか」という事だ。

 この先を生きて行くためには 眼力の鍛錬が欠かせない。持って生まれたもので 後天的には どうにもならないものもあろうが、そこは場数を踏むしかないのだろう。
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by janometei | 2003-11-30 23:29 | 猥鈍駄馬考