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友人達のメロディー
完成させない
「完成させないこと」

これはテーマパークの鉄則であるという話を聞いたことがあります。
ディズニーランドがその最たるものだということですが、とにかく「これで完成!どうぞ隅から隅まで思う存分お楽しみ下さい!」 というスタンスはとらない ということです。
完成してしまうことで、お客さんの関心が一定レベルから上がらずに 時間を追えば下がる一方になり、リピート率も上がらない。と。

これに反して「まだ完成してません。現在はこの状態ですが、まだ次もあります。この先も期待して下さい」 というスタンスだと、お客さんはいつまでも飽きることがなく、したがって興味・好奇心を抱き続けて、リピート率も上がる。と。
もちろん、現状においてお客さんを満足させることが絶対条件なのは言うまでもありませんが。


で、目的や内容は違うものの、同じテーマでやっているように見えるもの。
“オシム・ジャパン”。
僕は オシムはまだしばらくは「チームを完成させない」つもりでやっているのだろうなあと思って見ています。それはメンバー編成においても戦術においても。
別にサポーターや世間の興味を引っ張るためにそうしているのではありません。完成され、メンバーや戦術が固定されたチームは、研究され、潰されます。選手の底上げもできず、代表メンバーも非代表メンバーもモチベーションが保ちにくくなります。

記憶に鮮明なものとして、98年に優勝したフランス代表や02年に優勝したブラジル代表。
あれだけ圧倒的な強さを持っていたチームが、(ほぼ)同じメンバー・同じ戦力で臨んだ次の大会では輝くことができませんでした。

サッカーファンなら誰でも知っていることです。サッカーファンがわかっていることならば、プロの人たちはもっとわかっているでしょう。だけど、わかっちゃいるけどやめられない ってーのが世の常。いわゆる強豪国ならば、なおのこと。
それでも そこをできるかどうかが、「名将」の名を与えられるかどうかの差だと思います。
ヒディングが韓国とオーストラリアで成功したのも、大きな原因のひとつはそこだと、僕は勝手に確信してます。強豪国じゃなかったし。

恐らくオシムは 今後もチームを “未完” 状態にしたまま戦うでしょう。
アジアカップにおいてでさえも。
もちろん海外組のことなどで、使いたくても使えないという状況的不可能な面もありますしね。
当面はジェフ系の選手を使いながらオシム塾を続け、ベース作りに力を入れることかと思います。順を追って、段階を踏んで、テーマを持ちながら、W杯アジア予選に照準を合わせているのです。

そんなワケで、僕はしばらくは代表チームに本気で感情移入できません。
少し距離を置いて、静かに応援いたします。
決して試合の始まる30分前に興奮して鼻血を出したりはしませんよ。




ひとつ追加。
先日のモンテネグロ戦で 中村憲剛がパスをせずにシュートを打ったあのシーンに対してオシムが批判をした事。それについて金田喜捻氏が怒っている記事を読みました。
曰く、「サッカーはボールをキープし合う競技ではない。点を取り合うものである。そんなことを言って、日本人が更にシュートを打たなくなったどーするのか!」と。
「結局オシムはトルシエと同じで、自分の言う通りに動かない選手は嫌いなのだ」とも。
・・・・う~~~ん。的外れも甚だしい。
オシムは「点を取る確率が高いプレーを選択せよ」と言っているハズで、シュートを打ったことを批判しているわけではないでしょう。何でそんなことがわからないんだろう?嫌いならコロンビア戦には出さないって。
僕は金田さんの解説は大好きなんですけど、この記事にはガッカリさせられました。
まあ、瞬間湯沸しの人なので、あとから普通に訂正したりもするんでしょうけどねえ。そして、そういうトコが憎めなかったりするのですが。

もうひとつ。
三浦監督も、この『未完作戦』(何か愛媛っぽいなあ・・・)を遂行中と察します。
背景は違いますけどねえ、かなり。
でも この先の変身ツールを楽しみにしています。
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by janometei | 2007-06-09 00:52 | 蛇乃目亭notes