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友人達のメロディー
環境問題2006
言葉には、時として大変な力が宿ります。言葉だけで人を幸せにすることも出来れば、人を追い込んで死に追いやることだってできます。人が「心」を持ち「考える」力を持っている限り、プラスにしろマイナスにしろ その力は計り知れないものがあります。

そこまで大袈裟な話しではありませんが、言葉には それひとつで物事の問題点を包み隠してしまう性質もあります。
おエライさんがよく使いますね。“おエライさん”とイコールな事が多いですが、自分に酔う人もよく使います。その弊害を意識(利用)するしないに関わらず。




今、大嫌いな言葉があります。


「決定力不足」「得点力不足」


この便利なコトバ。
僕も便宜上 時々使うんですが、でもこれが大嫌いです。


「決定力不足」「得点力不足」


こう言っておけば、ほとんどの人から同意を得ることができるし、何となく “わかったような気” にもなれます。

このコトバを前にした時に 色々と出て来るものとして、

「得点力不足に悩まないチームは、ブラジル代表や一部のビッグクラブだけ」とか
「日本のFWは決定力不足だ」とか
「得点力不足の原因はFWだけの責任ではない」とか
「日本の強い部分であるMFを活かす戦いをして得点に結びつけるべきだ」とか
「誰が獲っても得点は得点だ」とか
「だからチャンスを多く作ることが大切だ」とか
「セットプレーを生かさなくては」とか
・・・あと云々。

なんて感じのものが 次から次へと湧いてきます。
どれも 一理あります。残念ながら。
そうして、重要な本質を見えなくしてしまうんですね。


日本人選手に足りないものは何か。それは「シュート力」でしょう。
W杯を観ていると、あらためて強烈に感じますよね。
FWはモチロンのこと、MFもDFも、各国の代表選手にはシュート力があります。
コース、スピード、タイミング。“今回の使用球” だということなど関係なく、もの凄いミドルシュートやロングシュートを見るたび、ペナルティーエリア内での確実なシュートを見るたび、感心感動すると同時に「いいなあ」と羨んでしまいます。
もしかすると日本人選手は、シュート力に関しては アジアの中でも相当に下の方ではないでしょうか。もしかしなくてもそうかも。

本質は「シュート力不足」なのです。
意識・技術の両面を含めてのシュート力不足。原因はよく分かりません。色々想像はできますけど。
とにかく、「シュート力不足」が「得点力不足」「決定力不足」の原因であることは事実でしょう。

この問題、素人の僕が思うくらいです。
プロの指導者・プロの選手・プロの評論家は とっくにわかっているハズのこと。
何故それが ハッキリと世間に伝わらないのか?
何故「シュート力不足」という言葉が前面に出て来ないのか?
ここ半年以上 ほとんどサッカー雑誌も読んでいませんので、もしかしたら今は結構使われていて 僕がそのことを知らないだけかもしれませんが、それにしたって世間一般には届いていません。

これは、よく指摘される、日本人の「なあなあ精神」、つまり「問題を避けてしまう」習性or習癖の成せる技なのでしょうか?
「問題点をボヤけさす能力」「問題点を先送りする能力」
もっと言うと「悪いことを悪いと言えない能力」「何が悪いのかを見つけられない能力」・・・。
(これを“能力”と自虐的に言って満足している僕も、立派な“日本人”なのです...)

危機感を持った状況、切羽詰まった状況に身を置いていれば、悠長なことはやってられません。問題点を問題としない(できない)のは、“平和ボケ”しているからです。

これ、今の日本サッカー界の“環境問題”かもしれませんね。
当然僕たちサッカーファン自身にも当てはまるものとして。
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by janometei | 2006-06-16 20:39 | 蛇乃目亭notes