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友人達のメロディー
悲しくなりました
二週間ほど前、精神的にも時間的にも 割といっぱいいっぱいの状況で、何故か『マカロニほうれん荘』を全巻読み返しました。何年振りでしょうか?もちろん小学校の頃から自分で持っていたのですが、もしかしたら社会人になってからは初めてかもしれません。

連載は昭和52年スタートで、全9巻の単行本は、第1巻の初版が同年11月。第9巻は昭和55年2月。第1巻から、あの、知る人ぞ知る、スピード感あふれる展開が、ロックネタを随所に散りばめつつ 繰り広げられています。
昭和52年というのは西暦にすると1977年。僕は小学校5年生。ピンクレディーの『カルメン'77』が発売された年というと分かりやすいですねえ。

このマンガは鴨川つばめのデビュー作です。どのマンガ家にもあるように、作品の途中で絵がどんどん変わっていきます。1巻と、“円熟期”の4~5巻あたりとでは かなり変化(進化)しています。アシスタントの絡みなんかもあるのかもしれませんね。その辺の内情に詳しいほどマニアではありませんので分かりませんが。
絵と同様に、4~5巻あたりでは キャラも独り立ちして、もう誰にも止められない、今のロナウジーニョみたいな感じで突っ走っています。「史上最高かもしれない」と思えるほどの充実振りです。

ところが、諸行無常と言うか栄枯盛衰と言うか、イイ状態と言うのはそんなに長くは続きません。売れると、同時に他のオファーも来ます。現在のように「一人一本」というような連載ではなく、一人で何本か掛け持ちするのが普通でしたしねえ。
ご他聞に漏れず鴨川つばめも『ドラネコロック』をやり、次は『ミス愛子』をやりました。そうすると、ひとつの作品に対するチカラの入れ具合は変わります。ネタも尽きます。すでに売れているのでモチベーションも下がります。手塚治虫くらいの天才ならば話しは別でしょうが、鴨川つばめはそうではありませんでした。

『ミス愛子』が始まった頃の第7巻あたりになると、どんどん絵が雑になり、ストーリーもどうしようもなくツマラナイものばかり。それでもどうにか9巻まで持ちましたが、最後の5話なんて 背景の絵もほとんど無しで、もしかしたら本人が書いていないかもしれないくらいの酷い出来です。


「そうか、ものごとがダメになって行くというのは、こういうことなんだ」

ふと そんな風に思いました。
そう思うと、何だかとっても残酷なものを見てしまったようで、どうにもいたたまれなくなってしまい、とっても複雑な心境になってしまいました。
10年以上読んでなかったのは、前にも同じようなことを感じてしまったからだったのかなあ?
ギャグマンガを読んで 悲しく切なくなるなんて...。


物事がダメになる過程というのには、ある程度同じようなパターンがあります。
幸い、某サッカークラブはそのパターンからは脱却しているように見えます。今のところは。
一方、物事が上昇気流に乗る過程というのにも、ある程度同じようなパターンがあります。
残念ながら、某サッカークラブはそのパターンにもハマっていないようです。今のところは。
つまり どっちに転んでもおかしくない状況ということなのでしょう。
勝負はあと二年。実はW杯どころではありません。頑張れ!
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by janometei | 2006-05-18 21:06 | 蛇乃目亭notes